こんぴらさんの参拝は、たくさんの
階段を登るのでかなり体力が必要です。
気が遠くなるような階段の往復で
消費するカロリー、
歩数だと何歩なんだろうって
気になりませんか?
運動不足の私の奥社までの参拝時間と、
パワースポット、見逃してしまった
残念なポイントを消費カロリーと歩数
と共に紹介しています。
こんぴらさんの参拝時間は?
こんぴらさんの参拝時間は、
御本宮まで行くか、その先の奥社まで行くか、
休憩なしで一気に上るか、
資生堂パーラーで休憩したり、
じっくりパワースポットを参拝して、
御本宮でご祈祷するなど、こんぴらさんの
ご利益をもれなく頂くコースにするかで
違ってきます。
御本宮までの階段は、785段。
寄り道なしなら、往復1時間~1時間半ほどです。
奥社までの階段は、何と1368段。
ここまで寄り道なしで頑張る方は、
2時間~2時間半ほどみておくといいでしょう。
私は、じっくりコースで4時間程掛かりました。
私が体験した奥社まで1368段の階段の旅を
歩数と消費カロリーを含めて紹介します。
参拝の服装や持ち物、筋肉痛を早く治すアイテムはこちら→
奥社まで階段やご利益スポット、見ておくべきポイントは?
私が参拝したのは、10月10日の年に一度の例大祭の日。
曇りのち雨のあいにくのお天気で、用意していたガイドを
見ながら登る事が出来ませんでした。
ご利益スポットをまんべんなく回ったつもりが、
1つ忘れていたり、絶対見たかったポイントに全く気付かず
登ってしまっていたり・・・。
こんぴらさんの1368段の道中は、見どころ満載。
その中には、うっかり通り過ぎてしまう場所が
いくつもあります。
行きと帰りでは違う道を通るので、
行きに見ないと、帰りには見れないんです。
そんな「ここ重要!」ポイントを紹介します。
①表参道を抜けて、記念すべき第一段目!
「え?これ?」ってぐらい、すぐ階段が始まります。
本宮まで785段分の1
階段の横に籠屋さんがスタンバイしています。
歩数、消費カロリーをカウントしたい方は、アプリを起動させましょう。
終わった後の達成感が違いますよ♪
②100段目を過ぎたあたり、113段目「一之坂鳥居」
何段登ったか分からなくなりますが、階段の横にところどころ段数の表示があります。
③鳥居のすぐ隣に備前焼の狛犬が座っています。
鳥居の影になる見逃してしまいそうなところにあります。
重要有形民俗文化財なので、見てください。
お土産屋さんや自動販売機、ちょっと休憩出来る椅子があります。
自動販売機はこれ以降にはないので、ここで買っておきましょう!
④左側に「灯明堂」が見えてきます。
金網があるので、うまく写真がとれませんでしたが、
中を覗くとたくさんの釣灯篭がありますよ。
夜になると参道を照らしてくれるんだそうです。
幻想的でしょうね~♪
こちらも重要有形民俗文化財です。
このあたりで168段です。
⑤ひたすら登って行くと、お土産屋さんの床下に
たぬきを見つけました。
下ばかり見て階段を登ってくる参拝者に対する遊び心?
があって、ほっこりしました。
ここで294段、後491段の石碑があります。
⑥365段目 大門(おおもん)
ゴールっぽい門が見えて「着いた!」と思う方も
多い大門、実はここからが神域スタート。
一礼して門をくぐりましょう。
神域は禁煙なので、ご注意下さい。
大門の上の方にある「琴平山」の扁額は、有栖川宮熾仁親王の
書で大門は、水戸黄門の水戸光圀のお兄さんが寄進したもの。
その脇にある大きな「青銅大灯篭」
金刀比羅宮に奉納された青銅灯篭の中で、最も豪華な
ものです。
装飾が綺麗なのでじっくり見てください。
こちらは、重要有形民俗文化財です。
大門から下を見ると、かなり登ってきた事が分かります。
休憩してると、ちょうど籠屋さんが登ってきました。
籠屋さんは、ここ大門まで乗せてもらえます。
⑦五人百姓(ごにんひゃくしょう)
大門をくぐってすぐ、白い和傘のお店が5軒あります。
この5軒は、境内で販売が特別に許可されたお店。
売っているのは、加美代飴(かみよあめ)と言う
小槌が付いたゆず風味のべっこう飴です。
⑧平坦な石畳を灯篭を見ながら進む「桜馬場」
桜の木が800本あります。
春には、桜の道になるそうです。
右手には、宝物館があるので、帰りに体力と時間の
余裕があれば覗いてみて下さい。
私が行った時は、「こんぴらさんのおもしろ展」があっていて、
人魚のミイラや奥社の天狗面を見たかったのですが、
閉館時間に近かったので断念しました。
開館時間は、8:30~17:00
入場料は、一般800円 高・大生400円、中学生以下無料
入り口には、小林一茶の句碑があります。
⑨431段 桜馬場西詰銅鳥居(さくらのばばにしつめどうとりい)
銅で作られた大きな鳥居でパワフル力士が現在の場所に動かしたと
いわれています。
⑩鳥居の脇にある「こんぴら狗(いぬ)」の銅像
江戸時代、庶民の旅行は禁止でしたが、神仏への参拝は
例外だったようです。
こんぴらさん参拝は、庶民の一生一度の夢でしたが、
各地からの参拝の旅は大変で本人に代わって参拝を
する「代参」が行われていました。
飼い主に代わって狗が参拝する事もあり、首から
下げた袋には、飼い主を記した木札、初穂料(お賽銭)や
食費が入っていて、旅人かた旅人へと連れられて
目的地にたどり着いたそうです。
愛称は、「ゴン」です。
⑪神馬
神様が乗る馬「神馬」がいます。
私が行ったのは、10月10日で年に一度神様が降りてくる
例大祭の日でした。
お祭りの日には、神馬も下りてきます。
フラッシュ撮影は、神馬がびっくりするので出来ません。
神馬の隣の大きなプロペラの先にお手洗いがあります。
暗めのトイレで和式がほとんどです。
「これより小さなお手洗いになりますので、こちらをご利用下さい」
と書いてあります。
⑫社務所門
この門は、御書院の勝手口。
社務所が書院に付属していた名残で社務所門と呼ばれています。
円山応挙の襖絵などが公開されています。
拝観料 大人 800円 高・大生400円 中学生以下無料
開館時間 8:30~17:00
毎年、5月5日と7月7日には蹴鞠が行われるそうです。
ここでもお守りは買えますが、黄色いお守りや
天狗のお守りは売っていません。
⑬木馬舎
御書院を出て左に続く階段をさらに登って行くと、
木馬舎があります。
その横に資生堂パーラーの神椿があります。
カフェとレストランがあります。
神社の中にレストランがあるって、不思議ですよね?
ここまで頑張って登って来た自分にご褒美をあげましょう♪
お手洗いも綺麗なので、ここで済ませるといいですよ。
展望台の様に広くなっていて、景色もいいです。
⑭さらに登って行くと・・・
祓戸社(はらえどしゃ)と火雷社(ほのかいづちしゃ)
の手水舎があります。
小さな神社ですが、こんぴらさんのご利益をもらさず受け取るには、
まず最初に参拝する二社です。
●火雷社(ほのかいづちしゃ)
火雷社には、火産靈神・奥津比古神・奥津比賣神に座して、
八衢比古神・八衢比賣神・來名戸神が合祀されています。
鎮火、消防の神、疫病を防ぎ止める神様です。
●祓戸社(はらえどしゃ)
祓戸社の御祭神は、瀨織津姫神・速秋津姫神・気吹戸主神・
速佐須良姫神です。
神道の真髄ともいうべき、罪穢を祓い清める神様です。
お賽銭の縁起がいい金額とマナー、願い事の仕方はこちら→
⑮628段 旭社
旭社の前には、32メートルの長い廻廊があり、旭社を
眺めながら、休憩できます。
でも、参拝してはダメですよ。
旭社は、帰りに参拝するのがルールです。
一円玉を水に浮かせると願いが叶うのもココですが、
グッと我慢して先に進みましょう。
本宮は、右側へ進みます。
旭社の向かって右側の石段は、下向き道(帰路)です。
出る所は同じですが、行きと帰りは道が違うので
気をつけましょう。
⑯642段 賢木門(さかきもん)
昔は「逆木門」と書いていた。
長曽我部元親が兵を起こして諸州を侵略し
多くの寺社仏閣を焼き払ってしまいました。
ある日、元親は琴平山の隣の大麻山を陣取った
のですが、その夜琴平山の草木が敵の兵に見えて
狂乱してしまいました。
老臣らは、霊境付近を犯したための神罰であると考え、
罪を謹み門を献納することにしました。
ですが、建築を急ぐあまり、一本の柱を逆につけてしまい
「逆木門」と呼ばれるようになりました。
改築の際、「逆」の字を嫌い、「賢木門」書くようになりました。
逆さまにつけられた柱は、宝物館で見る事が出来ます。
※この先の手水舎手前が「マイナス1段」になってます。
連籬橋という石の橋を渡る手前です。
表参道から本宮までで下がるのは唯一ここだけ!
登る石段は786段あり「なやむ」と読める事から、
一段下げて785段にしたという説があります。
私は、このマイナス一段、めっちゃ楽しみにしていた
のですが、この付近で体力を消耗してしまい、
気付かずに通り過ぎていました・・・。
「悩みに気付く前になくなった」と無理矢理、
自分を納得させました。
帰りは、この道を通らないので、見落とさないで
下さい。
⑰真須賀神社
御祭神は、建速須佐之男尊・奇稲田姫尊です。
⑱御前四段坂
本宮まで最後の階段です。
あと133段!のゴールドプレートも応援してくれます。
階段の途中にも小さな神社が二つあります。
●御年神社
御祭神は、大年神・御年神・若年神です。
大年神は素盞鳴尊の御子、御年神は大年神の御子、
若年神は御年神の御弟神の御子です。
農作穀物を司る神です。
●事知神社
御祭神は、積羽八重事代主神・味鉏高彦根神・加夜鳴海神です。
商売繁盛の神である夷様として広く信仰される神様です。
⑲785段 ついに「御本宮」到着!
年に一度の例大祭の為、飾り付けがされていました。
御本宮の写真を撮る時は、真正面から撮ると神様に失礼と言われます。
ちょいナナメから撮るといいですよ。
●神楽殿
本宮のお向かいにあり、雅楽を演奏があっていました。
高台になっているので、中の様子はチラッとしか見えません。
その先が神札授与所で念願の黄色いお守りを授かりました。
社務所と一緒になっていて、御朱印や御祈祷受付もしてもらえます。
御朱印をもらえる場所や時間、御朱印帳の紹介はこちら→
本宮で正式参拝もご利益をもらさず受け取るパワースポットです。
こんぴらさんの祈祷体験や金額はこちら→
⑲絵馬殿
金刀比羅宮は航海安全祈願の神様で船の写真が絵馬がたくさんあります。
古い写真や、芸能人のサインなども見つけました。
⑳三穂津姫社
絵馬殿の隣にあります。
こちらもこんぴらさんのパワーを受ける参拝ポイントです。
㉑嚴島神社
三穂津神社の隣にあります。
㉒銅馬
三穂津姫社直所前の銅馬は、一文銭を集めて作られたと
言われています。
㉓睦魂神社
南垣に隣接する神社。
長い廊下の向こう側にある神社だと思います。
どうやって向こう側に行けばいいか分からず、
参拝しなかった神社です。
これもこんぴらさんのご利益を受け取れる
パワースポットです。
私は、嚴島神社がパワースポットと勘違いしてました・・・。
悔しい限りです。
廊下の後ろ側の木が生い茂ったところにあります。
鳥居が目印です。
ぜひ参拝して下さい。
この後ろです。
㉔こんぴら狗みくじ
おみくじは、こんぴら狗の背中に入っています。
100円を箱に入れて、背中の中から選ぶ、可愛いおみくじ。
中にはおみくじとこんぴら狗が入っています。
残念ながら、小吉。
まだまだ努力が足りないようです。
こんぴら狗は、お財布に入れると効果があるので、そちらに期待します♪
㉕さらに583段、パワースポットの奥社を目指します。
本宮の右側に奥社の看板が出ています。
台風の影響で崩落していましたが、復旧作業が行われて、登れるように
なっていました。
その脇に水瓶があり、一円玉がたくさん沈んでいました。
浮いていたのは、1枚だけ。
曇り雨の天気のせいか、一円玉を浮かせるチャレンジをしてる人はいませんでした。
水がキレイじゃなかったので、帰り道の旭社の方がいいのかな?と思います。
㉖最初は、なだらかな道が続きます。
朱色の真井橋(まないばし)を渡って行きます。
ところどころに工事用の赤いコーンがあって、台風の影響が
すごかった事が分かります。
㉗左側に北原白秋の歌碑があります。
㉘832段 常盤神社
御祭神は、武雷尊(たけいかづちのみこと)、
誉田和氣尊(ほんだわけのみこと)です。
㉙866段 朱色が綺麗な白峰神社の手水舎があります。
㉚923段 白峰神社
白峰神社の御祭神は崇徳天皇です。相殿には、
天皇の御母である待賢門院(たいけんもんいん)と
大山祇(おほやまつみ)の二柱が祀られています。
奥社まであと445段、約20分の看板があります。
ここでも御朱印が頂けます。
不在の場合は、御本宮で書いたものをもらえます。
白峰神社の前にベンチがあり、休憩する事が出来ます。
ちょうどここで雨が強くなってきたので、レインスーツに
着替えました。
㉛紅葉谷の鳥居を抜けると974段 菅原神社
御祭神は、讃岐守を務めたこともある菅原道真命です。
天神様として広く崇めらる文筆の神・学神です。
㉜1013段 熊の木
菅原神社から少し進み、石段を約50段上がると、
熊が木登りをしているように見える木がガイドで紹介されて
いたので、見たかったのですが、雨もひどく・・・疲れ果てて
見る余裕なかったです。
㉝1098段 卯花谷休憩所
平坦な道の先に朱色のあずまやが見えてきます。
雨やどりに休憩する人も多かったです。
この辺りになると聞こえてくる声は、
「あとどの位?」「まだ?」です。
㉞左手の鳥居をくぐり、さらに上を目指します。
道が右、左、右、左とジグザグになっていて、
大分上まで登って来た感じがします。
㉟1261段 手水舎
ラストスパート、後100段ほどで奥社です。
息があがって、かなりきついです。
下りてくる人達から「もうちょっとよ、頑張って」って
声を掛けてもらいました。
㊱最後の階段を登ります。
途中にこんな不思議な物を見つけました。
山の中へとレールがつながっていました。
これで荷物を運んでいるんでしょうね。
㊲着いた~!1368段 海抜421メートル
奥社こと嚴魂神社(いずたまじんじゃ)
金刀比羅本教の教祖である厳魂彦命が祭られています。
小さな神社ですが、頑張った達成感からでしょうか、
パワーを感じます。
●威徳巖(いとくいわ)
写真では分かりにくいですが、崖の上に
天狗とカラス天狗の顔の彫刻があります。
●御守所
天狗の御守り、授かりました!
紐が赤と白があります。
めっちゃ強そうです!
御朱印もここで書いてもらえます。
天気がよければ讃岐富士が見れるのですが、
雨で全く見えませんでした。
㊴また来た道を戻ります。
天気が悪いせいもありますが、16時過ぎるとうす暗くなり、
街灯が着いていました。
奥社まで登られるなら、早い時間をおススメします。
㊵御本宮まで戻ったら・・・
三穂津姫神社前の下向道を通って旭社に行きます。
㊶628段 旭社まで戻ってきました。
旭社の御祭神は、天御中主神・高皇産霊神・神皇産霊神・
伊邪那岐神・伊邪那美神・天照大御神・天津神・国津神・
八百万神です。
灯篭の足が素敵でした。
せっかく楽しみにしていた一円玉を浮かすチャレンジの水瓶
何と、雨で溜まった水が一気に落ちてくる下にありました。
これじゃ絶対、浮かない・・・と断念しました。
雨が降ると階段が塗れて滑りやすくなっています。
特に降りる時は、注意して下さい。
ここからまた参道を上がって御本宮に向かうと、
参拝1回分のご利益がUPすると噂です。
体力と時間に余裕のある方は、ぜひ。
㊷帰りは、行きの倍の早さで下りて来れます。
奥社から旭社を参拝しても、42分で
一段目まで戻ってきました!
今日の頑張りは、
10,322歩
消費カロリー 195.6kcal
頑張ったのに、たったメロンパン1個分
距離 2.55km
アクティブな時間 3時間28分38秒
12:42に上りはじめて、16:55に到着。
4時間13分掛かりました。
まとめ
1.内容には、金刀比羅宮のガイドを参考にしています。
2.参拝時間は、人それぞれ。
寄り道なしで、
御本宮までなら往復1時間~1時間半
奥社まで行くなら往復2時間~2時間半
今回の私の旅は、金刀比羅宮の参拝がメイン。
日ごろ運動せず、体力に自信がないので、せっかく登るなら、
何歩くのか測ってみようと思いました。
資生堂パーラーで休憩したり、ご祈祷してもらったり、
のんびり参拝だったので、4時間も山にこもっていました。
かなり、きつかったですが、体全体にパワーをもらった
気がします。
ぜひ、奥社までチャレンジしてみて下さい♪