円形脱毛症の抜け毛の毛根に白いものが付着していて、
これ何?と思ったことはありませんか?
白いものの正体と原因は?
毛根の色は、白以外にも黒や毛根がないタイプもあります。
円形脱毛症の抜け毛でどんなことが分かるのかを紹介しています。
円形脱毛症で抜け毛の毛根が白いものの正体と原因は?
毛根に白いものが付着していても、大丈夫な時と、要注意!な時があります。
どんな時が要注意!なのか、比べてみましょう。
●大丈夫な場合
健康な髪の毛の抜け毛にも白いや透明のものがついています。
毛根鞘(もうこんしょう)といって髪と地肌をくっつける接着剤の役割をしています。
毛根がマッチ棒のようにしっかりしていて、触ってベタついてなけば大丈夫です。
●注意が必要な場合
①白い塊を触るとべたついている場合
この場合は、皮脂と考えられます。
皮脂は、頭皮を守るために必要なのですが、多すぎると
毛穴に皮脂が詰まって、髪の毛が生えにくくなったり、
脱毛の原因になることがあります。
理由は、脂ものの取りすぎやシャンプーがあっていないこと考えられます。
乾燥肌や皮脂の分泌が多いなどお子さんの体質にあった
シャンプーにかえてみましょう。
脂ものを控えるなど、食生活を見直すと改善されるかもしれませんね。
②白いものの先端がヒゲ状に伸びている場合
強く引っ張られて抜け毛になった可能性があります。
この場合、脱毛の原因はストレスなどで自分の髪を抜いてしまう
抜毛症もしくは、髪をきつく結びすぎて引っ張っているのかもしれません。
髪を無理に抜いてしまったり、引っ張るとと
頭皮に負担がかかってしまいます。
髪を抜く癖(抜毛症)があるお子さんには、髪を触っていたら声を掛けたり、
髪を結ぶなどして触らない工夫をしましょう。
きっちり結んでると頭が痛くなったり、引っ張られてかゆくなったり
するので、ゆるめにしたり結ぶ時間を短くすると効果があります。
私は、大人になって抜毛症になった時、
「また触ってるよ」と何回も声を掛けられる事で、
だいぶ抜かないようになりました。
抜いた髪の毛に毛根に確かにヒゲのようなものがついていました。
縮れた髪の毛を爪でしごいて、クルクルにし、
毛根の部分をプチッと取って、
「何かついてる~」って白い紙に並べて眺めてました。
家族から見れば、かなり病んでいるように見えたでしょうが、
自分では、特にストレスと感じてた訳ではなく、遊んでただけのつもりでした。
無理に抜いてたので、頭皮にかなり負担がかかってたんでしょうね。
脱毛の箇所があると美容室で「髪抜いてない?抜いたらダメよ!」
と言われる理由がよく分かります。
円形脱毛症の抜け毛で注意が必要なものは?
●毛根が黒い場合
髪が成長の途中で抜けてしまっている状態です。。
毛根が黒く先が細くなっている場合、髪の成長が止まっていることも考えられます。
●毛根はあるが髪が細い場合
毛根があっても10cm以内で抜けていたり、髪の毛が細い場合は、
毛根の内側がかなり弱っている状態です。
急激に抜け毛が進行したり、産毛しか生えてこないこともあります。
●毛根がない場合
早目に対処をしないと、急速に抜け毛が進行する可能性が高い状態です。
難治性で治っても再発することが多いです。
私は、小学3年生で円形脱毛症になりました。
小さな円形脱毛から急に抜け毛が激しくなり、
一気に落ち武者のようになりました。
やっと生えてきても、産毛でハゲタカのようでした。
当時は子供で、「自分の抜け毛に毛根があるか」なんて
気にした事はありませんでした。
色々な治療をしても効果がなく、治っても再発するの繰り返しで、
皮膚科を転々としました。
大学病院の皮膚科に掛かった時、私の抜け毛には毛根がないことが分かりました。
「根元からスパッとはさみで切ったようになってる」と先生に言われました。
私は、「毛根がない」ということが分かったお陰で、
大学病院で今までの皮膚科とは違った治療をする事が出来て効果がありました。
自分の症状を分かってくれる病院に巡り会えた事も大きいですが、
毛根の状態を知ることで、早く治る治療法に出会えるかもしれません。
ぜひ、お子さんの毛根を見てあげてください。
まとめ
・円形脱毛症で抜け毛の毛根についた白いものは、皮脂かもしれません。
触ってべた付いていいたら、食生活やシャンプーを変えてみましょう。
・毛根をチェックすることで早く治る治療法が見つかるかもしれません。