神社で御祈祷の後、お神酒を頂きますよね。
そのお神酒が入っていた盃は、頂ける事が
多いです。
お刺身のお醤油入れ位の大きさの素焼きの
盃は、自宅でどんな使い道があるのでしょうか?
もし割れてしまったら、どう処分すればいいのか?
神様からの「お下がり」について紹介します。
お神酒の盃とは?
お神酒とは・・・
神社の神様にお供えし、それを下げたありがたいものです。
参列者が飲むことで、神様の力を頂けるもの。
お神酒の盃とは・・・
お神酒を入れる盃は「かわらけ」や「すえつき」と呼ばれる
土器です。
室町期頃までお酒は土器で飲まれていました。
現代でもこれにならって、神饌具として使われる盃には、
土器が使われています。
御祈祷が終わって、お神酒を頂いた後の盃は、
持ち帰れる事が多いですね。
これは、香川のこんぴらさんのご祈祷で頂いた真っ白な盃です。
真ん中の「金」の字が、ご利益がありそうですよね?
盃の使い道は?
神様の力を頂いたお神酒が入っていた盃は、
何に使ったらいいのでしょうか?
そもそも神様から頂いた物を使ってもいいのでしょうか?
使い方には、自分で使う説、使ってはいけない説
と諸説あります。
頂いた神社に直接尋ねるのが一番ですが、
なかなか聞きにくいものですよね。
こちらでは、自分で使う説にスポットをあてて
紹介します。
●神棚がある場合
お米や塩など何かお供えする神具に使う。
●神棚がない場合
・神棚がなくても、お札を祀った前にお供えをする
神具に使えます。
・除霊の為に鬼門や玄関の盛り塩用に使う。
・飾りや飾り物をのせて使用する。
・普段の食器として使用する。
・日本画や水彩画のパレットとして使う。
・コレクションする
神社によって、デザインが違うのでコレクション
されるのも楽しいと思います。
神社から頂いた物は、全て撤下品とかお下がりと言われ、
しまいこんでおくより、積極的に使った方がいいです。
なので、お刺身のお醤油入れに使ってもOKです。
ただ、一度使い道を決めたら、他の物に使わない方がいいですよ。
盛り塩用にしたり、食器にしたりの使い方は、避けましょう。
神社では、たとえ厄払いであっても、ご祈祷した時が神様と
ご縁があっためでたい日とされています。
そのご縁が続く様に大切に使われるといいと思います。
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かわらけの処分方法は?
「かわらけが割れてしまったら、燃えないゴミとして
処分して大丈夫?」と神様から頂いた物は、
処分する時も気を遣ってしまいますね。
かわらけ等の器に念が入るとは考えられておらず、
特別な処分の方法はありません。
お願い事が叶った時に、手放す説もあります。
壊れてしまったり、他の理由で手放す場合でも
「ありがとうございます」という気持ちが大切です。
■処分の方法
①御守りなどと同じ様に神社に納める
②割って塩で清めて白い紙に包み「ありがとうございます」
とお礼を書いて燃えないゴミとして処分する
③土に戻す
かわらけは土に戻りやすい素材の物が多く、そのまま
土に埋める方法もあります。
まとめ
御祈祷のお願い事が強ければ強いほど、神様から頂いた
「お下がり」に対する扱いが気になりますよね?
私も食器として使うか、アクセサリー置きに使うか・・・と
迷った末、食器として使う事にしました。
私は、仕事運をお願いしたので、食器として使うと、
使う度に神様と約束した事を思い出させてくれます。
願い事が叶うまでの願掛けにしてもいいなぁと
思っています。
いい使い道が見つかるといいですね♪