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こんぴらさん行ったら、金丸座を見学しよう!みどころや行き方を紹介

投稿日:2018年11月23日 更新日:

こんぴらさん参拝の後、または、翌日チェックアウトした後の
お散歩にピッタリ!

ワンコインで行ける「金丸座」って何?
日本最古の芝居小屋のみどころを紹介します♪

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金丸座とは?

旧金比羅大芝居は、天保6年(1835)に建てられた
現存する日本最古の芝居小屋です。

江戸時代中頃から金比羅信仰が全国に広まり
年3回の「市立ち」のたびに仮設小屋で歌舞伎などの
興行をしていました。

その後、門前町の形態が整ってくると、常小屋の必要性と
庶民の声によって、建てられました。

明治33年に「金丸座」と改名し、
国指定の重要文化財に指定されています。

この芝居小屋は、今も使われていて、毎年4月には、
「中村屋襲名披露」など有名な歌舞伎役者が揃う場所です。

金丸座のみどころは?

 

行った日が雨だったので、写真が曇っていますが、
入り口には、歌舞伎の札や、旗、お酒の樽が飾られています。

こんな、ちっちゃい入り口から入ります。
この時点でワクワクしました♪

 

あめ色の小屋の入り口には、番台みたいな所があり、
チケットもぎをするのかなぁと想像します。

上には、ちょうちんと額が飾られていて、
一瞬でタイムスリップできます。

靴を脱いで上がります。

左側に当時の下駄箱があります。

誰のか分かるように、紐に番号の札がついていました。
コインロッカーみたい♪
サンプルで下駄が飾られていました。

見学の時は、そのまま上がれますが、歌舞伎公演の時は
実際に使ってるそうですよ。

江戸時代からこんなのがあったってスゴイって思いました。

うす暗く開けるのをためらうこのカーテンの向こう側は・・・

ジャ~ン!いきなり花道♪

幅約1.3m、長さ約14mあります。
有名な歌舞伎役者さんが通る花道を通れるなんて!
歌舞伎全く知らなくても感動します♪

この花道、よく見ると四角い切込みがあります。
これは、「すっぽん」と呼ばれる切穴です。

舞台の途中で、下から役者さんがせり上がってくる
「テレビで見たことある~」のあれです。

江戸時代からそんな仕掛けがあったんですね。

花道から舞台の付け根にある、ちょっと飛び出た場所。

これは「空井戸」と言って、舞台下の奈落と通じています。
ここから出入りしたり早替りに使います。

ちらっと見える座席表記が「いろはにほへと」なのもいい感じです。

舞台に立って床をみると・・・ここにも仕掛けがあります。

・廻り舞台
舞台中央にある直径7.3mの円形に刳り貫いて回転出来る様になっています。

・セリ
廻り舞台にあり、スライド式で奈落と舞台を上下出来る仕組みになっています。

右側にある畳みの上に四角で仕切られた部分。

歌舞伎を全く知らない私は、この木の上に板を置いて
フロアにして客席にすると思ってました。

今は歌舞伎公演がないから、外しているのだと。

そんなトンチンカンな私の質問に
「これは桝席と言って、この一桝に5人座るんですよ」って
ガイドさんが優しく教えてくれました。

「この狭い空間に5人~?」ってビックリ、入り口の
コインロッカーの重要性が分かります。
 

花道の横にもまた違った席があります。

桝席より広い席、その奥にも四角で区切られた席があります。
昔のご贔屓さんが座った席だそうで、今で言うS席、A席が
江戸時代にもあったんですね。

上を見ると二階席もありますよ。

大きな提灯がたくさん下がっています。
この提灯は、「顔見世提灯」と言って、役者さんの番付の代わりです。
高さ 約1.2m、幅 約45cmもあります。

この竹の格子天井は、「ブドウ棚」
竹を約500本も使用しており、花吹雪も散らすことが
出来るようになっています。
上から花吹雪なんて、想像すると素敵ですね。

平成14年の耐震調査で「ブドウ棚」と「かけすじ」の
痕跡を発見し、改修工事の際に復元されました。

「かけすじ」とは、花道の上にある、役者などが、
宙乗りするための装置です。
今で言うワイヤーアクションのような感じでしょうか?

舞台の裏手に行くと、

こんなに急階段を登って

楽屋を見ることが出来ます。

 

何に使う部屋なのか看板があります。

お風呂場も見つけました

今度は地下に下ります。
暗くて湿気た土のにおいがします。

 

低い天井と石を積み上げられた壁、

    

たくさんの木の柱。

ここは、「奈落」

舞台や花道の床下の総称で地獄の奈落を連想しています。
「廻り舞台」や「セリ」、「すっぽん」の仕掛けを見る事が
出来ます。

電気の動力がない時代に4人の力で回した回転ゴマの仕組みが
紹介されています。

こんな暗いところで、大変な仕事だったでしょうね。

今でも歌舞伎公演の際には、人力で動かしているそうですよ。

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金丸座までのアクセスは?

金丸座までのアクセスは、こんぴらさんの参道を過ぎて、
階段をちょこっと上がって、左折した先にあります。

この看板が見えたら左折します。

左側に「海の博物館」があります。

右側にホテルがあります。
朱色の灯篭がある坂道を登ります。
少し急ですが、こんぴらさんの階段と比べれれば、楽勝です。

「旧金比羅大芝居」の看板が見えてきます。

 

その先に公会堂があります。

 

右手に旧金比羅大芝居の説明と、石碑があります。
ガラスの掲示板に公演に来られた歌舞伎役者さんの
写真が飾られていましたよ。

 

階段を登ります。
階段の上にはコインロッカーがあり、
4月の歌舞伎公演の時に使われているのが分かります。

金丸座に到着です!
JR琴平駅から約20分、表参道からだと、景色を見ながら
のんびり歩いて10分弱で着きます。

金丸座の入場料は?

金丸座の入場料は、500円。
中高生は、300円、小学生200円です。

団体割引や障害者手帳の割引もあります。


左側の建物の小窓で料金を支払います。
 

すると、歌舞伎っぽい入場札とリーフレットがもらえます。

・開館時間 9:00~17:00
・休館日  年中無休
催し物があっている時は、休館する場合があります。

まとめ

金丸座は、一瞬で江戸時代にタイムスリップできるスポットで、
舞台装置の仕組みや、忍者屋敷のような仕掛けにビックリしました。

私のように全く歌舞伎を知らない人でも、ガイドさんが丁寧に
説明してくれるので、当時の様子を想像する事が出来ます。
私に説明してくれたガイドさんの熱い語りに「金丸座愛」を感じ、
「歌舞伎をここで見てみたい」って思いました。

花吹雪を散らす天井を作る細やかさにも
「日本の文化ってすごいんだなぁ」と改めて感じました。
ぜひ、海外の方にも見てほしいですね。

ワンコインで大満足しました♪
ぜひお立ち寄り下さい。

金丸座のホームページはこちら→

この記事は、「旧金比羅大芝居」リーフレットの内容を参考にしています。

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令央な(れおな)

保育園児と小学生2人のママです。
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