地震大国の日本、福岡や熊本など身近な地域でも
地震や水害があり、明日はわが身・・・と思って
いる方も多いのではないでしょうか?
福岡市政だよりに防災体験を無料でさせてもらえると
紹介されていたので、さっそく行ってみました。
福岡市民防災センターの講習の内容と感想を
紹介します。
親子で防災体験、福岡市民防災センターで何が出来るの?
小学校や幼稚園、保育園でも定期的に防災訓練が行われて
いますよね。
親が一緒にいない時でも先生やお友達と早く安全に非難する
方法を練習しているのですが、福岡市民防災センターでは、
ワンランク上の防災体験をする事ができます。
その内容は、煙の充満した部屋を進む火災体験、
バーチャルな消化訓練、震度1~7まで選べる地震体験、
強風体験、水害体験、「119」の通報や「117」の災害用
伝言ダイヤルを使う本格的なシュミレーション体験が出来ます。
それぞれの体験を紹介します。
①ガイダンスシアター
5分程度の映像を見て、災害の勉強をします。
②火災体験
実際の火災の様に煙が充満した暗い部屋の迷路を通って、
避難する体験が出来ます。
煙を吸わないようにハンカチなどで口と鼻を覆って
低い姿勢で避難口を探しながら進みます。
ハンカチがない場合は、服の袖や襟などで代用する
方法も教えてもらえます。
この扉の向こう側が体験のお部屋になります。
体験は、チーム毎に分かれて体験します。
我が家は、2歳の子供の口にハンカチをあてて、
小学生の上の子と私は服で鼻と口を覆いながら
手を引いて参加しました。
暗い部屋の中には真っ白の煙が充満していて、道がどうなって
いるのか全く分かりませんでした。
ところどころ火の手があがっているところもあり、非常口の
看板を目印に何とかゴールまでたどりつきました。
ゴールした後は、お部屋の中がどうなっていたのかの
クイズもありましたよ!
③消火体験
いざという時に困らないように消火器の使い方や
消火器は15秒しかもたない事、消火器がなくても
小さい火なら布団や服、足で踏んで消す事が出来る
アイデアを教えてもらえます。
実際に消火器を使って映像の火を消すバーチャル消火体験
では、消化剤の代わりに水を圧縮した消火器を持って、
「家事だ!」、「逃げろ!」と大声を出しながら火を消します。
模擬消火訓たくさん並べられた中から、消火器を自分で取って
床に置き、ピンを抜く、ホースを持ってレバーを
握ります。
この燃えている火に向かって模擬消火訓練をします。
火を狙うのがなかなか難しかったです。
シュミレーションでは何とか消せましたが、消火器1本
15秒しかもたないなんて・・・実際の火事の時、
消せる自信がないです。
④地震体験
地震の強さを選んで体験する事が出来ます。
最大の震度7は、中学生以上が対象です。
椅子に座り、地震発生のアラームがなったら、クッションで
頭を保護してテーブルの下に避難します。
モニターには、震度の強さに合わせてテレビやクローゼットの
家具が倒れたり、窓ガラスが割れたりする映像が流れます。
私たちは、震度6強を体験しました。
地震発生のアラームが鳴ると分かっていても、小さい子供の
手を引いてテーブルの下に潜るのは大変でした。
今回は、テーブルも椅子も固定されている状態で、周り家具が
一切ない状態でのシュミレーションでしたが、自宅の事を考える
と恐ろしくなりました。
15秒ほどで縦揺れ、横揺れを体感出来ます。
かなり揺れるので、たった15秒でも酔いそうでした。
⑤強風体験
よく台風のニュースで使われる風速○○mを30mまで
体感できます。
どの位まで立っていられるのか、どこまで前を向いて
いられるか、風が強いとなぜ危ないのかを体験する事が
出来ます。
風で飛んで行くと危険なヘアピン、アクセサリーを外し、
ゴーグルをつけます。
小さな部屋の中に入り、バーを握ります。
前の送風機から風が出てきて、だんだんと強くなって
最大風速30mになります。
最初は立っていられるのですが、風速30mになると
バーにつかまらないと飛ばされそうで、前を向いている
事が出来ませんでした。
ゴーグルをしていてこの状態なので、実際の台風の時は、
目を開けている事も大変だし、雨も降っている可能性も
あるので、身動きとれないだろうなと思いました。
ここまでが体験がツアー形式になっていて、約1時間です。
参加人数が少ない場合は、40分程度で終わります。
ツアーに参加しなくても体験出来るコーナーを紹介します。
水害体験コーナー
浸水による水圧でドアが開けづらくなる事を体験出来ます。
水深を10cm~40cmまで選んでボタンを押します。
ドアの向こう側のスクリーンに水が流れ込んでくる映像が
流れます。
「体験スタート」の文字が出たら、この青いドアを押して
脱出するシュミレーションです。
水深10cmなら何とか体重をかければドアを開けられましたが、
水深40cmになるとドアは重く、全く動きませんでした。
水害のシュミレーションは、車バージョンもあります。
泥水が流れてする映像がモニターに流れます。
車のドアもかなり重たくなっていてビクともしませんでした。
逃げるタイミングを逃したら出られないと怖くなりました。
「119番通報」「伝言ダイヤル171」の使い方
いざと言う時に公衆電話や固定電話、携帯電話から
「119番通報」する方法をシュミレーションできます。
住宅、マンション、急病、交通事故、水難とテーマが分かれていて
ボタンを押すと消防署のデモ音声が流れます。
住所や容態、状況説明など聞かれる内容に上手く伝えられるか
練習することができます。
なかなか見なくなった緑の公衆電話ですが、私は子供に
「助けて欲しい時、緑の電話の赤いボタンを押すと
お金がなくても警察や消防につながるよ」と教えました。
子供も使えるように踏み台が設置してあります。
災害用伝言ダイヤル171バージョンもあります。
福岡市民防災センターの子供におすすめは?
福岡市民防災センターには、為になる災害の模擬体験の他に
小さい子供でも楽しめる場所があります。
①消防士やレスキュー隊のユニフォームで記念撮影
入り口付近にキッズサイズの消防士やレスキュー隊の
ユニフォームがあります。
サイズも豊富で、帽子やヘルメットも揃っています。
エントランスには消防車も展示してあるので、
記念撮影をする事ができます。
②消防ヘリコプターに試乗できる
また私はうっかり行きそびれてしまったのですが、
2階には、試乗できるヘリコプターの展示があります。
帰りに寄ろうと思っていたのに1階で充分楽しんだので、
つい2階に寄るのを忘れてました。
ぜひ2階もお忘れなく♪
③キッズ手帳をもらおう
受付のお姉さんに言うと「キッズ手帳」がもらえます。
中には今日シュミレーションした内容の119の電話の掛け方
が載っています。
裏ページには、今日習った消火器の使い方です。
防災センターに行くたびにスタンプを1つもらえて、
消防士から消防司監までレベルアップするスタンプラリー
になっています。
全9回で3回行く毎に景品をゲットできます♪
なかなか1回だけでは身に付かない防災の知識、
また忘れた頃に復習しに行こうと思います。
親子で防災体験、福岡市民防災センターのまとめ
地震や水害などの災害は、我が子と一緒にいる時に起こるとは
限らないですよね。
また、「いざとなったら夫が守ってくれる」と思っていても
夫が仕事に行っている間に災害が起こるかもしれません。
親がそばにいなくても子供が自分の命を守れる様に、
また主人がいない時でも我が子を守れる手段が必要だと
思いました。
今回、親子で防災体験ツアーに参加した事で、初めて地震の
揺れのすごさを知りました。
また水圧でドアがあんなに重たくなる事に驚きでした。
シュミレーションしておく価値あり!です。
夏休み期間中は、休まず開いているので、思い出作りや、
お子さんの自由研究や絵日記の題材にもピッタリです。
防災体験が無料なのも嬉しいです♪
下の子はツアー中、ぽか~んとしていましたが、自宅に帰ると
突然「火事だ~!逃げろ~!」と言い出したので、2歳でも
ちゃんと聞いてたみたいです。
ぜひ親子でお出掛け下さい。
電車やバスで行かれる方は、こちらもどうぞ。